タロットカードの「死神」(Death)は、終わりと再生、変革を象徴するカードです。
この記事では、「死神」カードの意味、その象徴的な描写、前後のカードとの関係性、そしてリーディングにおける解釈とアドバイスについて詳しく解説します。
タロットカード【13.死神】の持つ意味とは
「死神」カードは、終わりと再生、変革を象徴しています。
このカードは、何かが終わることで新しい始まりが生まれることを示しています。
変化は避けられず、その変化が成長と発展をもたらすことを教えています。
死神は古いものが終わり、新しいものが始まるサイクルを象徴し、過去を手放して未来に進む準備を促します。
死神(Death)に描かれた内容とその意味
「死神」カードには、黒いローブをまとった死神が白い馬に乗っている姿が描かれています。
死神は鎌を持ち、その姿は終わりと刈り取りの象徴です。
馬は力強く前進し、死神の不可避な進行を示しています。
背景には沈みゆく太陽が描かれており、これもまた終わりと新しい始まりを示唆しています。
死神の前には王や平民、司祭、子供など様々な人々がひざまずいています。
これらの人々は、誰もが死と変化から逃れられないことを示しています。
またカードの背景には二本の塔があり、その間から太陽が昇る姿が描かれています。
これは夜が明けて新しい日が始まることを象徴し、再生と新しい始まりの希望を表しています。
このカードの主要なシンボルは以下の通りです:
死神:終わりと刈り取りの象徴。
白い馬:力強く前進する変革の象徴。
沈む太陽:終わりと新しい始まりを示す。
ひざまずく人々:死と変化が避けられないことを示す。
二本の塔と昇る太陽:再生と新しい始まりの希望を示す。
これらのシンボルは、「死神」が持つ終わりと再生、変革の力を強調しています。
前後のカードとの関係性
吊るされた男(The Hanged Man)からの繋がり
「吊るされた男」の次に位置する「死神」カードは、自己犠牲と内省から変革と再生への移行を示しています。
吊るされた男が示す内省と自己犠牲が、死神によってもたらされる終わりと新しい始まりの準備を助けます。
この移行は、内面的な成長と外部の変化の連続性を示しています。
節制(Temperance)への繋がり
「死神」の次に位置する「節制」カードは、変革と再生から調和とバランスへの移行を示しています。
死神が示す終わりと新しい始まりが、節制によってもたらされる調和とバランスに繋がります。
この移行は、変化と調和の連続性を示しています。
死神(Death)が出た時の解釈
正位置における解釈
恋愛
正位置の死神は、恋愛において重要な変化や終わりを示唆します。
現在の関係が終わるか、新しい段階に進む可能性があります。
仕事
仕事においては、職場の環境や仕事の内容に大きな変化が訪れることを示しています。
これにより、新しい機会が生まれることが期待されます。
人間関係
人間関係では、古い関係が終わり、新しい関係が始まる可能性があります。
変化を受け入れ、新しいつながりを築くことが重要です。
正位置が出た時のアドバイス
変化を恐れず、終わりを受け入れることで新しい始まりを迎える準備をしましょう。
古いものを手放し、新しい機会に心を開くことが大切です。
逆位置における解釈
恋愛
逆位置の死神は、恋愛において変化や終わりを避けようとする傾向を示します。
この結果、関係が停滞し、成長が妨げられる可能性があります。
仕事
仕事においては、変化に対する抵抗が問題を引き起こす可能性があります。
古い方法に固執せず、新しいアプローチを受け入れることが求められます。
人間関係
人間関係では、変化を避けることで関係が悪化する可能性があります。
新しいつながりを築くためには、古いパターンを手放すことが重要です。
逆位置が出た時のアドバイス
変化を恐れず、古いものを手放す勇気を持ちましょう。
新しい始まりを迎えるためには、過去に固執せず、柔軟な思考と行動を心がけることが必要です。
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この記事のまとめ
死神カードは、終わりと再生、変革を象徴します。
正位置では、変化と新しい始まりが強調され、逆位置では変化に対する抵抗が問題となる可能性があります。
このカードが示すメッセージを理解し、自分の人生に適用することで、より良い結果を得ることができるでしょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。他にも占いについての記事をまとめていますので、そちらも是非お読みください。